2022年春ユーザーイベント開催とVivliostyle Pubアルファ版の公開
「CSS組版 Vivliostyle ユーザーと開発者の集い 2022春」の開催
報告が遅れてしまいましたが、4月23日に恒例となっているユーザーイベントが、オンラインで開催されました。
当日のプログラムは下記のようなものでした(演題のリンクは動画記録へのものです)。
- 13:05-13:15(10分)本日の趣旨説明(小形克宏)
- 13:15-13:40(25分)私のVivliostyleとの付き合い方(藤井大洋)
- 13:40-14:00(20分)Vivliostyleの2022年開発計画を展望する(村上真雄)[スライド]
- 14:00-14:10(10分)休憩
- 14:10-14:30(20分)アルファ版を公開したVivliostyle Pub(takanakahiko)
- 14:30-14:50(20分)VivliostyleでWebフォントを使う:調査編(小形克宏)[スライド]
- 14:50-15-00(10分)休憩
- 15-00-15:20(20分)既存のThemesで印刷用PDFを作るには(Yusuke S.)[スライド]
- 15:20-15:40(20分)vivliostyle.orgではじめるCSS組版チュートリアル(やましー)[スライド]
- 15:40-16:00(20分)Vivliostyle CLI update - 2022 Spring(緑豆はるさめ)
- 16:00-16:10(10分)休憩
- 16:10-16:50(40分)4月開発者会議
- 16:50-17:00(10分)クロージング(村上真雄)
中でも貴重なのは、ゲストとしてSF小説家である藤井大洋さんをお迎えして、ご自身のVivliostyleによるPDF出力を利用した推敲ワークフローをデモしていただいたことです。藤井さんの導入事例については、後半の自由討議セッション「4月開発者会議」の中でも取り上げられ、コミッター達によって改善の可能性を含めた活発な議論がされました。
Vivliostyle Pubアルファ版、いよいよ公開!
もう一つ、この日の重要な出来事は、村上真雄代表によってVivliostyle Pub(上記スクリーンショット参照)のアルファ版公開がアナウンスされたことです。
Chromeブラウザ(PC版)を使えば、どなたでも無料で利用できます。また操作方法をまとめた下記ユーザガイドも、ぜひご活用ください。
このプロダクトは一昨年から少しずつ開発が進められていたものです。最初の節目を迎えられたことを素直に喜びたいと思います。もちろん、アルファ版は最初の一歩にすぎません。まだまだVivliostyle Pubには克服すべき課題が山積しています。ひきつづき、次の節目であるベータ版を目指して開発を進めていきます。どうかご声援ください。