GigaViewer for AppsにVivliostyle.jsが採用されました
株式会社はてなは今年3月29日、自社のマンガビューワ「GigaViewer for Apps」が、「少年ジャンプ＋」（株式会社集英社）のアプリ版に採用されたことを発表しました。
これにともない「GigaViewer for Apps」に組み込まれた小説用ビューワのレイアウトエンジンとして、Vivliostyle.jsが採用されたことをお知らせします。
もしかしたら、「なぜマンガアプリにVivliostyleが？」と不思議に思われる方もいるかもしれません。じつは集英社はマンガ作品のノベライズにも力を入れており、「少年ジャンプ＋」もたくさんの小説を掲載しています。
そうした小説を読みやすく組版するために選ばれたのが、Vivliostyle.jsというわけです。開発にあたって株式会社はてなは、まずBronze Sponsorとして私達をサポートすることを決めました。
（©岸本斉史・十和田シン／集英社）
その上で、「GigaViewer for Apps」の小説用ビューワ用に、Vivliostyle.jsのモジュールであるVivliostyle Coreを文字組版用のレイアウトエンジンとして組み込みました。その開発にあたっては、同社からの技術的な質問に答える形で、なんどか私達もサポートさせていただいています。
「GigaViewer for Apps」はAGPLライセンスに従ってVivliostyle.jsを利用しています。たとえばソースコードの入手方法は、下記の手順により確認できる「オープンソース」の項目をご覧ください。
- アプリ起動＞マイページ＞ギアマークをタップ＞著作権について＞オープンソース
今回の株式会社はてなとの提携によって、Vivliostyle.jsが「少年ジャンプ＋」という偉大な舞台を支える役割をいただいたことを、私達はとても栄誉に感じています。これから「GigaViewer for Apps」が、たくさんのアプリで使われるようになることを願ってやみません。